step on your toes

人の責任範囲に踏み込むこと。

日本で言うチームプレーとアメリカ人の考えるチームプレーって根本が違う。

アメリカはどちらかと言うと、自分の責務を全うすることがチームに役立つという考え方なんだろう。

 

ちなみに、keep you on your toesで警戒する、となるみたい。

もはや検疫なし

久しぶりにアメリカ合衆国と日本を行き来したが、基本的にコロナ前と対応はほとんど変わらなくなっている。

 

アメリカ入国時の誓約書も2023年5月末あたりで必要がなくなり、

日本入国時の、ワクチン接種最低3回で手続き免除の仕組みも必要なくなった。

 

新型コロナと関係するかはわからないが、TSAで電子機器を鞄から取り出さなくてもよいという空港もあったが、こちらはなんとなく係員の怠慢な気もする。

LAXでの国際線搭乗時に顔認証になっていたのは驚いた。

人間がボーディングパスとパスポートをチェックしなくてよい。

2021年8月〜9月:日本国内報告

アメリカから帰国して日本での隔離(2021年8月〜2021年9月の例)

到着日の翌日を1日目として、計14日間隔離となる。


その間必要だったのは、MySOSアプリを使った

1. 現在位置報告(1日2回)

2. 健康状態報告(11:00〜14:00の間に1回)

3. 顔見せビデオ通話による居所報告(1日1回)

いずれもプッシュ通知があるので、案内に従って操作する。


1. の時間帯はランダムで、朝8:00〜夜8:00の間に案内が来て、アプリのボタンでワンクリック報告。

大抵は午前午後くらいのイメージで日によって時間帯のバラツキや偏りはあるが、深夜早朝はなかった。

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2. は設問2問、自分や同居家族に体温37.5度以上、症状のある人はいないか、Yes/Noで回答して送信。


3. は、プッシュ通知で通話がある旨連絡があり、1分後くらいに通話コール、自分の顔と背景を写すビデオ通話を30秒する。

AIと人間の2種類あるらしいが、私はAI通話のみだった。

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1週目

1. 居所報告は毎日した。通知に気づかず30分くらい報告が遅れたこともあるが、特にフォローアップなし。

2. 毎日健康状態を報告。

3. 1日だけオンライン会議中で出られなかったが、再度の連絡はなし。ちなみに、こちらからかけ直すことはできない。


2週目

1. 居所報告は1日を除き毎日した。その1日は全く通知なし。アプリのバグか運用不具合だと想像。

2. 毎日健康状態を報告。

3. 通話は1日を除き毎日した。その1日は通話開始後アプリが落ちたので、ちゃんとしたデータ送信はできてないと思われる。これもアプリのバグかなと想像。



隔離14日間はずっと在宅勤務だったので、普段の暮らしとそれほど変わらず過ごした。

トイレや食事中に連絡がないかは気になったが、そこまで神経質になる必要はなさそう。

AI通話なるものは、どこまで厳密かは不明。完全なる想像だが、個人情報保護の観点からパスポートの顔写真との照合まではしておらず、標準的な年齢性別の認識と背景認識のみ機械的に処理しているのだろうと思われる。


2021年8月: アメリカ→日本帰国

コロナ禍でのアメリカから日本帰国備忘録の第四弾。アメリカ出国日本帰国編(2021年8月)


時期柄、子供連れの家族が多く、飛行機はほぼ満席。

2回目の食事をすっ飛ばされたのは流石にどうかと思ったが、元々食べるつもりがなかったので結果的に心象が悪い以外の実害はなかった。

コロナ禍でサービスの質が落ちたか、家族連れのサービスに気を取られたか、いくつか理由はあるんだろうけど、日系も米系的なツンデレサービスが標準化していくのかもね、という気がした。


関西国際空港に到着後は、ファーストクラスを皮切りに、エコノミーは前方座席の人たちから降機していく。

座席の位置によって、30〜1時間機内で待つ必要がある。


以降、降機後のフローを思い出せる範囲で。

館内を徒歩で合計1km以上歩く構成になっており、関門は5箇所くらい。


1. 検疫官にコロナウィルス陰性証明書を提示する。

どこに滞在していたか、検査日時、誓約書チェックがあり、搭乗券提示も求められる。(直前滞在地と、検査が搭乗前72時間以内であることの確認)

シカゴがイリノイ州にあるのを知らない検疫官に当たった。まぁ仕事は検疫だから都市がどの州にあるかなんて普通知らんわな、と広い気持ちで望んだ方が精神衛生上よい。

ここで首から下げる名札ネックストラップを渡される。色別によって何かを認識しているよう。

高圧的な感じはなく、とにかく現場は疲弊してる印象。


2. 別エリアへ移動、検疫質問票のQRカード確認。


3. 別エリアへ移動、再度書類が揃っているかの確認。もしかしたら2回くらいしたかも。

ようやくコロナウィルス検査キットをもらい、唾液吐き出しエリアに移動。

どのエリアもたくさんの人たちが働いており、さらに驚くはその国際性。明らかに極東アジア人ぽくない人を採用している。言語サポートのためか。あと皆若い、20代の学生みたい。

この辺りで飛行機到着から約1時間経過。


4. 検査結果待ちの間別アリアに移動し、アプリがインストールされ、正しく設定されているかの確認。

私の場合MySOSの不具合で再インストールを要求された。バージョンが古いと言われたので最新バージョン番号を質問したが、教えてくれない。

とにかく再インストールすれば上手く行くことが多いからと説得されて従う。

そして何故かBluetoothをオンにしろと言う。もう理由は聞くまい。

とにかく対応者も乗客も苛立ちを隠せないほど疲れている。

その他、申告したメールアドレスが有効かテストメール送受信や、今後14日間の対応の仕方等を確認。

ちなみにダウンロードはキャリア回線より、館内のWiFiが速かった。

出国時期にもよるが、事前インストールしてなくても、日本帰国後できるなたら思った。その方が確実だし。


5. 別エリアに移動して、結果が出るまで待機。

市役所の順番待ちのように、モニターに自分の検査番号が出たら次ステップへ進める。

ここでも書類チェック。何を確認しているのかは不明。検査番号以外の何かも見ていたようだが。。。


6. 最後の検疫、というか書類チェック。

帰国後のウィルス検査が陰性だったことを確認できたら、ネックストラップを返却、代わりに赤紙を渡される。(緑にしてくれたらいいのにと思うが。)

誓約書はここで回収されたと思うが、気持ちとしてもう書類のことはどうでもよくなってたので、言われるがまま従う。


そしてようやく、入国審査場へ。パスポートチェック、日本入国!


といいたいところだが、預け荷物の受け取りがあるため移動。

ターンテーブルでは航空会社社員が控えており、荷物の半券確認があった。

念には念をだが、ここまでくると疲れる。

到着から約2時間経過していた。見慣れた自分の荷物を見ると嬉しい。


そして、最後の税申告。

渡航先、渡航理由、滞在先で荷物を預かってないかなら確認。ここに来てこの仕打ちかと、あなたの手元の機械に大抵の情報は表示されてるだろと言いたくもなるが、ようやく外に出られる解放感もある。


関西国際空港も閑散としていた。

送迎に来たハイヤー会社のドライバー、迎えに来た家族、隔離ホテルに案内する職員くらいしかしない。

トイレは半分閉まってるし、自動販売機は全部は使えないし、よく運営出来てるなと今後が心配になる。


ハイヤーのドライバーさんを見つけて、すぐ先に停めてある車に乗って帰宅。

今振り返っても疲れた〜の感想しかない。



2021年8月: アメリカ→日本

コロナ禍でのアメリカから日本帰国備忘録の第三弾。アメリカ出国日本帰国編(2021年8月)


帰りはORD→LAX→KIXで帰国。

ORDは朝早い便だったのに、国内線ターミナルは人でいっぱい。時期もあるが、人出だけ見るともはやコロナ関係ない。

ただしチェックインカウンターは別。

アメリカから日本への出国を知るや否や、検疫質問表は準備できてるかの確認があった。

実物を見るまで搭乗券を印刷しないくらいの勢い。

パスポートとともにすぐに見せられるよう、準備しておくと良い。


あとは、搭乗券が国内移動分しか発行できなくしているみたい。

LAXからKIXまでの搭乗券も必要なんだけど、と聞くと、システムから出力できないからLAXで受け取ってと言われた。

※搭乗券、eチケット控えは、捨てずに持っておくこと。日本入国時の検疫で確認される。

※預け荷物の半券シールもすぐに出せるようにしておくとよい。


TSAセキュリティは相変わらず効率性無視だし、密だし、顔確認の時にマスク外して〜と皆に言っているのが変化点かな。

マスクといっても、布で顔を覆うのも認められているので、マスクルールは緩い印象を受けた。

州の規定によると思うがORDでは空港でマスクが義務付けられているらしく皆つけているには、つけている。


飛行機は満席だった。コロナ前と変わらない〜と思った一方で飲食時以外は常にマスク着用を求められるし、皆守ってた。

機内ではアルコールは控えるように言われ、なんとなくお菓子とジュースのサービスが縮小されていた気がする。

コロナのせいだからか、コロナのせいの支出抑制のためかは不明。。。


LAX着後、国際線ターミナルへ移動。

国内線と打って変わって静か、人もまばら。

お店は半分くらい閉まってる。

ラウンジもほとんどクローズ。One Worldは全滅、Star Allianceは開いてた。

ということで、普段なら絶対行かないパンダエキスプレスで遅い朝食を取った。

食事系でやってたのはKFCと、中央のスタバくらいだったかな。それでもあまり混まない。


ORDで搭乗券を出してもらえなかったので、搭乗口まで取りに行くことにした。

搭乗口でも、陰性証明書、検疫質問書の提示が求められ、さらに預け荷物の半券シールの提示依頼、アプリインストール確認(口頭質問のみ)がある。


乗客の中には書類が揃ってなかったのか何なのか、英語で日本政府の悪態をついてる米人がいました。

気持ちはわかるが、皆あなたの英語はわかるよ。笑


登場時間まで、上の階から国際線チェックインカウンターやTSAあたりを見たけど、ほとんど人がいなかった。

海外へ出るのはさすがにハードルが高いんだなと感じた次第。

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以上雑感ですが所感に代えさせていただきます - 8.27.21

アメリカでのコロナウィルスPCR検査。


基本無料らしい。

ただし、帰国時に必要な正式な陰性証明書の発行となると、ちゃんとしたクリニックに行かないとダメ。


ちなみにJALでは、2021年9月30日までの搭乗であれば、自動で「JALコロナカバー」という保険が付く。(何度かサービス延長をしてきているみたい。)

だから感染しても大丈夫というわけではないが、海外の保険料は制度の違いも含めて難しいので、やはりあると安心と感じる。

※診察や検査を受ける前に、窓口に連絡が必要。

https://www.jal.co.jp/jp/ja/inter/jalcoronacover/


なお、JALでもANAでも予約変更やキャンセルの無料化はしている模様。

しかし座席クラスが変わる予約変更は、差額を払わなくてはならないようなので、結局何かしら手数料的なものはどこかに含まれているんだろうなとは思う。


そんなこんなで帰国も近づき、日本入国のための準備を始める。

まずは、外務省、厚生労働省のサイトチェックから。

海外から日本入国の水際対策が甘いと散々言われているせいか、頻繁に微調整を繰り返し何が最新のルールなのかもはや不明。(政府発の旧情報もかなりヒットしてしまう。)


今回一番悩ましかったのは、アメリカで滞在した州によって帰国後の隔離ルールが異なる点。

直前に変更されたら有無を言わさず、3日間指定ホテルに缶詰なので、直前まで自分が滞在した州が該当しないかビクビクしてた。


次に悩ましかったのは、厚生労働省指定のフォーマットでPCR検査陰性証明書を作成してくれるクリニックを探すこと。

ニューヨーク、サンフランシスコ、シカゴ等、比較的日本人が多い地域には日本人向けクリニックがあり、そこに当たってみるのがよさそう。

私もネット検索の結果、日本人向けクリニックを見つけて、そこで検査を受けた。

$320、高い、高い…。

受付も日本語がわかる人、先生も日本語できる(平たく言うと、ほとんど日本人スタッフだった。)、まぁお値段はりますよね、という感じ。

来ている人も患者さんというより、検査を受けに来たお客さん。いやー新規ビジネスを見たわ。


私が行ったクリニックは検査後1〜2時間で証明書を出してくれるところだったので、2日に分けていく必要もなく楽でした。

場所によっては、翌日検査報告で追加料金、日本指定証明書で更に追加料金、というのもあるらしい。(結果、$40を超える)


あとで知ったのだが、各空港で乗客、従業員向けにPCR検査を提供しているらしく、ORDでも$145あたりでできるらしい。

ただし営業時間は朝8:00〜夜8:00。日本指定書式で作成してもらえるかは、要確認。

https://www.flychicago.com/business/media/coronavirus/Pages/ordtest.aspx


以上雑感ですが所感に代えさせていただきます - 8.21.21

アメリカ某州で過ごすことX日。

比較的リベラルな州ではあるが、公共の場のマスク率は50%程度か。レストランでサーバーがマスクしてないとか普通。

夏休みということもあり親戚と頻繁に会ったりそれなりに人流あり、これもワクチン接種が進んだ故の行為か、はたまたデルタ株の脅威を知らない無邪気さか。


一方で、ラジオを聴くと、そろそろ学校が始まるのに大丈夫なの?という心配の声も聞かれる。

オフィス勤務でないと生産性が上がらないと息を巻いていた企業も在宅勤務継続へ、12歳以下はワクチンなしなのに学校行っていいか、子どもの新型コロナ肺炎での入院数急上昇、州によってはマスクが義務付けられていない等、問題視する向きもあるよう。


WalmartCVSでは12歳以上は誰でもワクチン接種が可能で、店内放送でも定期的に案内がある。

見慣れすぎて写真を撮るのも忘れた。

こんなに便利なのに受けない人がいるのは、ワクチンの効果に懐疑的だからなのか真意は不明だが、病院へ行って治療を受ければいいやくらいの気持ちなのかもしれない。

日本と違って救急受け入れ拒否はなさそうだし。


意識高い人は政府に言われるまでもなく、ブースターとして勝手に3回目を受けてそうでもある。

州を跨げばほとんど別の国みたい、どこまでも自由な国だな。


スーパーでよく見かけるクッキーやカップケーキ、毎日こんなの家で食べんの?と訝しく思ってたら、ある日TargetでBack to schoolの文字とともに並んでた。

え?もしかしてこれが子どものランチ用なの?さらに斜め上をいく発想だった。

※画像はWalmartのです。

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追加

テキサス州知事、支援者へのパフォーマンスのためにマスクなしワクチン接種なしを訴えていただけで、自身はワクチン接種ブースター付きだった模様。

https://www.nbcnews.com/politics/politics-news/texas-gov-greg-abbott-tests-positive-covid-n1277021