2021年8月: アメリカ→日本帰国

コロナ禍でのアメリカから日本帰国備忘録の第四弾。アメリカ出国日本帰国編(2021年8月)


時期柄、子供連れの家族が多く、飛行機はほぼ満席。

2回目の食事をすっ飛ばされたのは流石にどうかと思ったが、元々食べるつもりがなかったので結果的に心象が悪い以外の実害はなかった。

コロナ禍でサービスの質が落ちたか、家族連れのサービスに気を取られたか、いくつか理由はあるんだろうけど、日系も米系的なツンデレサービスが標準化していくのかもね、という気がした。


関西国際空港に到着後は、ファーストクラスを皮切りに、エコノミーは前方座席の人たちから降機していく。

座席の位置によって、30〜1時間機内で待つ必要がある。


以降、降機後のフローを思い出せる範囲で。

館内を徒歩で合計1km以上歩く構成になっており、関門は5箇所くらい。


1. 検疫官にコロナウィルス陰性証明書を提示する。

どこに滞在していたか、検査日時、誓約書チェックがあり、搭乗券提示も求められる。(直前滞在地と、検査が搭乗前72時間以内であることの確認)

シカゴがイリノイ州にあるのを知らない検疫官に当たった。まぁ仕事は検疫だから都市がどの州にあるかなんて普通知らんわな、と広い気持ちで望んだ方が精神衛生上よい。

ここで首から下げる名札ネックストラップを渡される。色別によって何かを認識しているよう。

高圧的な感じはなく、とにかく現場は疲弊してる印象。


2. 別エリアへ移動、検疫質問票のQRカード確認。


3. 別エリアへ移動、再度書類が揃っているかの確認。もしかしたら2回くらいしたかも。

ようやくコロナウィルス検査キットをもらい、唾液吐き出しエリアに移動。

どのエリアもたくさんの人たちが働いており、さらに驚くはその国際性。明らかに極東アジア人ぽくない人を採用している。言語サポートのためか。あと皆若い、20代の学生みたい。

この辺りで飛行機到着から約1時間経過。


4. 検査結果待ちの間別アリアに移動し、アプリがインストールされ、正しく設定されているかの確認。

私の場合MySOSの不具合で再インストールを要求された。バージョンが古いと言われたので最新バージョン番号を質問したが、教えてくれない。

とにかく再インストールすれば上手く行くことが多いからと説得されて従う。

そして何故かBluetoothをオンにしろと言う。もう理由は聞くまい。

とにかく対応者も乗客も苛立ちを隠せないほど疲れている。

その他、申告したメールアドレスが有効かテストメール送受信や、今後14日間の対応の仕方等を確認。

ちなみにダウンロードはキャリア回線より、館内のWiFiが速かった。

出国時期にもよるが、事前インストールしてなくても、日本帰国後できるなたら思った。その方が確実だし。


5. 別エリアに移動して、結果が出るまで待機。

市役所の順番待ちのように、モニターに自分の検査番号が出たら次ステップへ進める。

ここでも書類チェック。何を確認しているのかは不明。検査番号以外の何かも見ていたようだが。。。


6. 最後の検疫、というか書類チェック。

帰国後のウィルス検査が陰性だったことを確認できたら、ネックストラップを返却、代わりに赤紙を渡される。(緑にしてくれたらいいのにと思うが。)

誓約書はここで回収されたと思うが、気持ちとしてもう書類のことはどうでもよくなってたので、言われるがまま従う。


そしてようやく、入国審査場へ。パスポートチェック、日本入国!


といいたいところだが、預け荷物の受け取りがあるため移動。

ターンテーブルでは航空会社社員が控えており、荷物の半券確認があった。

念には念をだが、ここまでくると疲れる。

到着から約2時間経過していた。見慣れた自分の荷物を見ると嬉しい。


そして、最後の税申告。

渡航先、渡航理由、滞在先で荷物を預かってないかなら確認。ここに来てこの仕打ちかと、あなたの手元の機械に大抵の情報は表示されてるだろと言いたくもなるが、ようやく外に出られる解放感もある。


関西国際空港も閑散としていた。

送迎に来たハイヤー会社のドライバー、迎えに来た家族、隔離ホテルに案内する職員くらいしかしない。

トイレは半分閉まってるし、自動販売機は全部は使えないし、よく運営出来てるなと今後が心配になる。


ハイヤーのドライバーさんを見つけて、すぐ先に停めてある車に乗って帰宅。

今振り返っても疲れた〜の感想しかない。